世界で一番貧しい大統領ホセ・ムヒカさんが講演

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世界で一番貧しい大統領で知られる、南米ウルグアイの前大統領。
彼の名言は「貧しい人とは何も無い人ではなく、欲しがる人の事を言うのです」が有名です。

生活面では豪邸には住まず、自身の牧場にあるトタン屋根の家に住み、収入も9割を寄付しており、月10万円ほど。車は中古のビートルに乗り、友人からの贈り物で幾ら出されようとも売らない。売れば友人たちを傷つけることになる。

ムヒカ氏は2016年4月上旬に来日し、日本を見て回った後に日本外国語大学で講演した。人類の未来を担う若い世代に熱く語りかけ、会場に入りきれなかった学生は屋外に設置されたモニターで話に聞き入った。

講演の内容
私たちが生きていることは奇跡だ。色々な出会いがあり、チャンスがある。人間は自分の人生を方向付けることができる。大儀の為に生きる、それは私たちの意志にかかっている。世界が今後どうなっていくのか。世界をより良いものにしようとゆう意志を持ちましょう。

スーパーで物を買うことはできるが、人生の何年かをそこで買うことはできない。あなたが何かを買うとき、それは人生の一部の時間(を使って得たお金)で払っているのだ。人生の時間の尊重しなければならない。人生を享受するための自由な時間が必要だから。

人生には愛のために多くの時間が必要であり、他者が必要だ。貧しい人というのは、コミュニティーを持たない人であり、伴走してくれる人がいない人のこと。最も大きな貧困とは孤独です。私は貧しいわけではない。単に質素が好きなだけだ。本当にやりたいことをできる自由がある。物が必要なわけではない。

文明の発達によって、素晴らしい技術が生まれた。しかしギリシャの古い哲学によれば、全ての物事には節度が必要だ。今、市場が動物のように加速度的に動いていて、コントロールできない状態になっている。

人類がこれほど大きな力を持ったことはなかった莫大な軍事費を使いながら、これを止めることができない。海の汚染を知りながら、なす術がない。何と恥ずべきことか。多くのものを浪費しながら、大切なことに目を向けてこなかった。生産性は高まったのに、分配の仕方が悪いので、わずかな人が恩恵にあずかり、多くの人が不満を抱えている。

人間は完璧な存在ではない。間違いを犯すし、矛盾も抱えている。だからこそ政治が必要だ。完璧な社会などあり得ないのだから、いかに共存できるのかを考えるのが政治であり、社会全体のことに心を砕く。

民主主義も完全ではない。社会をより良くするために闘わなければならない。特に大学で学べるチャンスを得た人には大きな責任がある。チャンスを与えられなかった人、老人や小さな子供に対しての責任がある。

私は悲観主義者ではない。人生で最も重要な事は勝利することではなく、歩くこと。転ぶ度に起き上がることです。そして自分の意志を持って生きることです。皆さんもどうぞ、よく生きて下さい。

私の考えに同調してほしいとは思わない。皆さんにとって、何が重要なのかを、自分の頭で考えてほしい。

日本では希望を持ちにくくなっていると聞いた。人生を信じられるようにして下さい。生きるためには希望が必要なのです。

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