4月29日、仕事が21時に終わり、高速道路で熊本へ行きました。熊本に着き、市内を走ると、マンションや家に電気が着いており、人は住んでいる様子です。
市役所前を通ると、自衛隊の車が止まってます。ガラス張りなので、避難している人がソファーに横たわって休んでいる姿も見えます。商店街は、沢山の人で賑わっており、活気もありました。店は営業できている店、まだ営業できない店と別れていました。
駐車場に車を止め、一晩だけですが、被災者と同じ車内泊をしました。車の中は寝にくいです。幸いにも私の車はミニバンなので足を延ばして寝れました。寝ている際に震度1程度ですが、2回揺れを感じました。
4月30日、朝6時半に、ボランティアセンターに向かう中、道の隅には大量のTV、PC、家具等の粗大ゴミの山が沢山あり、お寺の墓石も倒れていました。
6時40分にボランティアセンターの辛島公園に到着。もう既に沢山の人が並んでます。時間が経つにつれ、どんどん人が増え受付時間まで1000人以上はいただろうか?
受付時間が近づくと、係員の方が初めてボランティアをする人にボランティア受付票を配っていました。これに名前、住所、電話番号、ボランティアする期間(本日のみか、ボランティアできる期間)、持っている資格、ボランティア保険に加入しているかなどを記入します。
受付が終わると、左腕に災害ボランティアの自分の名前が書かれたシールを貼ります。このシールを貼っていると、移動の際に市営バスや路面電車を無料で利用できます。ボランティア先に移動の際はマイクロバスで送ってもらえますが、帰りは自分たちで戻らなければなりません。
ボランティアを始める前に、オリエンテーション、マッチング、グルーピングなどを行います。
オリエンテーションは、ボランティアをする際の注意事項やお願いなどの説明です。
マッチングは係員の方が、幾つかあるボランティア依頼内容を説明します。人数制限もあり、内容によっては1人~3人と少人数のものもあります。説明を聞いて自分が行きたいと思ったボランティア先を志願します。
グルーピングはボランティア先に行く、グループのリーダーを決めます。
リーダーになるのはボランティア経験者が優遇されます。
私が志願したのは6人で行く、避難所になっている、とある小学校の掃除や片づけの内容でした。
着くと自衛隊が支援物資を運んだ後だったので、それを避難所の体育館に運びました。
避難所に居た人は町の職員を除き避難民は大人、子供含め20人ほど。避難所から仕事に通っている人もいるので、その人たちも含めると避難民は130人は居るという事でした。避難民も日に日に減ってはいる様でした。また職員も熊本の職員ではなく、他県から応援で来ている職員でした。
ボランティアの仕事は避難所で指揮を執っている職員の指示に従い、それを行う事です。
私たちが行った仕事は、トイレ掃除、水や食料の在庫確認、整理整頓でした。しかもこれが大量にあり、物資もバラバラになっており、水、アルファ米、お粥、麺類、乾パン、ビスケットなどを整理して、いくつあるのか数える仕事でした。
同じグループの人が言っていましたが、ここの避難所は床に敷いてるのが段ボールではなくカーペットだったので、まだ恵まれていると言っていました。
他の避難所では段ボールを敷いている所があり、段ボールは湿ったりするので掃除が大変だったりすると言う。またこの小学校は他の所に比べ亀裂も少ないとの事。
私は初めてのボランティアだったので、何とも言えませんが、同じグループのボランティア経験者の人は、「此処の仕事は少なすぎる、もっと仕事を依頼してもいいのだが、他県の職員の為、遠慮している様だ」っと不完全燃焼気味でした。
ボランティア時間は10時半ぐらいから14時10分ぐらい、うち休憩や待機時間が1時間ほどあり、3時間もしていないかもしれません。
休憩中に連泊してボランティアしている人から聞いた話ですが、避難所に居る人がボランティアに嫌がらせをする人が居て警察沙汰になる事もあるらしいです。
14時半のバスに乗り、ボランティアセンターに戻り内容を報告して解散しました。
私には初めてのボランティアで、この日だけしか参加できなかったけど、いい経験をしたのかな?また機会があったらボランティアに参加したいと思います。
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