介護は突然やってくる

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私は介護の仕事の仕事をしていて、「介護は突然やってくる」と言う話はよく聞きますが、いまいちピンと来ないものです。

しかし自分で経験するとその言葉の意味が良く分かるものです。

今回は自分の経験を書きます。私の母の事です。

去年2019年11月23日、この日は夜勤明けで帰ってくると、農家の手伝いに行っていると思っていた母が家にいました。私が帰ってから洗濯物を外に出そうとしていました。それに動きも鈍い。母「身体の言う事がきかんけん洗濯ば干して」と言い洗濯物を外に出す。何やら異変がある事はこちらも気づいていた。

母に状態を確認すると「身体の動かんとさ、今からかかりつけの病院に行く」と言う、しかしこの日は祭日だという事を忘れていた。私が「病院まで送ろう」と言うと、夜勤明けの私を気遣ったのか、自分で車を運転して行ったのである。この日は祭日だったので当然かかりつけ病院は休みである。しばらくして戻ってくると、なかなか車から降りて来ない。気になって様子を見に行くと、車で眠りかけようとしていた母。それから母を起こすと、「布団で寝とるかと思っていた」と言い、あきらかに様子が変である。

救急車を呼んで大きな病院に送ろうと思っていたが、母が頑なに拒否した。家の中では杖を使ってやっと歩けるという状態だった。この日はトイレ以外部屋から出る事はなかた。

次の日24日。仕事は休みだったが、用事があり家を空ける事になるのだが、母に確認すると「用事のあるとやったら、行ってよかよ、私は大丈夫だから」と言い、出かける事に。夕方過ぎ帰ってくると母は眠っていた。

次の日25日。事態は動いた。母は自分で動ける状態ではなかった。母の友人も数日前前から母の様子が変だった事に気づいており、気になって今日は大きな病院に連れていくつもりで来てくれた。しかし母は動ける状態でなかった為、私も仕事を休み、母を救急搬送する事に。

運ばれた病院での検査結果は腎臓に癌がある事が1つ。そしてもう1つ別の大きな病気が隠れているとの事。

この病院では専門の先生が居ないためさらに別の病院へ搬送された。

ここで診断されたのが、悪性リンパ腫だった。悪性リンパ腫にも色々な種類がありますが、母は「成人T細胞白血病悪性リンパ腫」でした。

この病気の原因としてはHTLV-1というウイルス感染で起こるとの事。感染症の一種みたいですが、感染経路は決まっていて、母乳による母子感染、輸血、セックスなど性交による感染でしか感染しないようです。

このウイルスは日本で多い所は九州、沖縄と言った温かい気候の所で多くあるようです。九州人であれば皆このウイルスを持っていると言っても過言でないです。

しかしウイルスを持っているから言って皆発症する訳ではなく、発症率は3~5%と極めて低く稀な病気みたいです。

それから抗がん剤治療が始まり、リンパ腫も切除しました。

12月の中旬には歩行器を使い病院内を歩き回っていて、症状的には落ち着いているように思えた。しかし12月末に発熱が続き、年末年始には一旦退院の話もありましたが、発熱が続いていたので棚上げになり、病院での療養が続きました。

1月くらいになると状態が悪化して白血球の数がほぼ0になって、色々な感染症を起こしやすい状態になり、高熱は続き皮膚の色も赤くなってきていました。

白血球の数を増やす注射などもやってどうにか白血球の数も回復しました。状態も少しづつ良くなってきました。

この時期に病院側の勧めで介護認定を申請したりケアマネをつけました。要介護度3になりました。

2月くらいになると新型コロナウイルスの影響により、面会禁止になり、病室には行けず、電話で話す事だけっだのだが、声や話し方からすると元気そうではあったけど病院側が言うには時々貧血をおこして、輸血を行っていたり、食事も入りにくく嘔吐もあるとの事でした。

面会禁止である為、母の状態を目にする事はありませんでしが、病院側の話や電話での話し方でどのような状態かは想像できていた。

4月になって次はリハビリ目的で別の病院へ転院になりました。母が言うにはここの病院は足を摩る事で歩く事はしないみたいです。母自体食事が入らず、ほとんど点滴ばかりだったからリハビリも出来ないとの事と、貧血も見られていた。

5月中旬になり、貧血が続きまた始めに入院した病院へ転院。輸血など行われていました。

6月になり、またリハビリ目的で入院した病院に逆戻り。状態はよくなっており、歩く練習は歩行器で少しの距離を歩く事をしているみたいだけど、母自体売店まで1人で歩行器使用で行ってるみたいで、歩く事に支障はなさそうだった。ただ食事が入らないという事が問題で体調は良さそうでも退院は難しかった。

病院でも食べたら嘔吐していたみたいで、病院側は食べれる時に食べれる物を食べてもらい、少しづつ食べてもらっていて、食事量もほんの少しだけど戻ってきた。

7月になってようやく退院の許可がでました。

2019年11月25日~2020年7月23日まで約8ヶ月にも及ぶ長い入院生活を終えやっと家に帰ってきた母。

家では歩行器を使い歩いており、料理も自分で作ります。生活では自立しており、ほとんど手を貸す事はありません。

唯一手を貸している事があるのは、買い物に連れていったり、買い物代行をするぐらいです。

今回の記事のタイトルは「介護は突然やってくる」という事ですが、私の母は現在、ほとんど手を貸す事はなく見守り程度です。

私自身普段介護の仕事をしているので、親を介護する状況になったとしても支障はないのだが、認知症が見られると家で見るのは難しくなってくる。

親が高齢期を迎えると何時何が起こるか分かりません。転倒して骨折した、認知症が入った、脳梗塞など急変を起こした等、人により状況はさまざまですが、親が高齢になると本当に介護は突然やってくるという事を頭に入れておかないといけません。

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